約1年前からおんせんケアオリジナルの業務システムを作成し、運用しています。
▼メイン画面の一部
簡単にいうと、業務を進めるにあたって必要な情報を整理し、効率的に出し入れするためのシステムです。
最近ではRPA(ロボティック プロセス オートメーション)といって、ルーチーンワークはロボットにさせて業務の自動化や効率化に取り組もうといったような話もありますが、おんせんケアではそこまで進んでいなくてリレーショナルデータベースというものを活用しています。
簡単に作れるように、ファイルメーカーというカスタムAPP作成ソフトを使っています。
例えば、エクセルのような表計算ソフトでもうまく使えば利用者様の情報やスケジュールを管理することができますが、それらを連動させて使おうとと思うと、その仕組みを開発することがまず難しく、さらにそれを動かすのに負荷もかかり現実的ではありません。そこで、情報と情報の関連性を規定し、それに基づいて情報の出し入れができるようなデータベース(これをリレーショナルデータベースと言います)を使って、業務を行っています。
介護スタッフもipadを使いこなしバイタルの入力や体験利用記録のための写真撮影など取り組んでいます。
▼ipad バイタル入力画面
1年で機能はたくさんつきましたが中身が整理整頓されておらず、データがたまるにつれて動きが遅くなる恐れがあるので、ただいまこのシステムを大改修中です。
▼情報と情報の関連性を規定しているER図と呼ばれるもの
さらに機能を増やしたりデータがたまっても、安全にストレスなくシステムを使用できるように、情報の関係性を見直し、できるだけ負荷のかからないような計算式を立てるというようなことに取り組んでいます。
このような自社システムの真価が実感できるまでに5年10年とかかるかもしれませんが、小さく始めて大きく育てられることができるというところに自分で作るメリットがあると思いますので、しっかり改修していこうと思っています。